初海外生活で中東に住んだ私に起きたカルチャーショック6選

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私の初海外生活は中東でした。

きっかけなどの詳細はこちらをどうぞ。

一歩踏み出せないあなたへ。少しの勇気で人生は変わる!私が海外に出ると決めたときの話
毎日毎日同じことの繰り返しで退屈していませんか? 何か面白いことないかな~なんて思って待っていても、面白いことは向こうからやってきてはくれ...

英語も話せず海外旅行もツアーで数回行ったことある程度だった当時の私。中東の地を踏んだのはその時がもちろん人生初。

何の前知識もなくいきなり生活を始めたので、たくさんの驚きがありました。今回はそんな私が中東で受けたカルチャーショックをあげてみたいと思います。

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お酒は然るべき場所に行かないとありつけない

日本は本当にお酒に対しては自由がある国だなと思います。

24時間営業のコンビニに行けば深夜でもお酒が買えます。外で飲むのも自由。何なら公園や電車のような公共の場でも飲むことが可能ですよね。

しかし海外に出てそれが世界では珍しいことなのだと知りました。

ここ北米ですら、お酒は酒屋さんに行かないと買えませんし、買う時は年齢確認のために身分証明書の提示を求められます。レストランで頼むときなども同様です。そして公共の場(路上や公園、ビーチなど)でお酒を飲むことは違法です。飲むならレストランへ行くか、酒屋で買って自宅で飲むしかありません。

それがイスラム教徒の国になるとどうなるか。さらに規制はキツく、お酒はライセンスがないと買うことすら出来ません。そのライセンスはどうやって作るかというと、務めている会社に頼んで作ってもらうのです。私は現地のイスラム教徒色満載な会社に勤めていたので、なんだか頼みづらく、結局ライセンスを手に入れることが出来ないまま、中東生活を終えました。

自分で買えないとなると、どうしても飲みたいときはどうするか。ホテルなど観光客がいるような所に行くのです。ホテルにあるレストランやバーにはお酒があります。そこで観光客にまざってお酒を飲んでいました。

あとは海外旅行に行ったときに空港で買って帰ってくる。それが私が自宅で飲むお酒を買う唯一のチャンスでした。

お酒が大好きだった私にはもうこれが不便で不便で。でもイスラム教徒は基本お酒は飲みません。そんな国に行ったのだから当然と言えば当然。私が無知だっただけです。

そして日本ってお酒に寛容だったんだなぁと知ったのでした。

死を思う暑さがある

中東に行く前にインターネットである笑い話を読みました。

「中東の人は運動嫌いで5分だって歩くことはしない。たった100メートルでもタクシーを使うんだ。だからみんな運動不足で太っている。

というような内容だったと記憶しているのですが、実際行ってみてそれがあながち間違いでもなく、でも大きな間違いをしていると知りました。

それは、たしかに中東ではたった徒歩5分の距離ですら車を使うことはあります。でもそれはたった5分でも歩けるような暑さでない、それこそ「死を感じる」ような尋常じゃない暑さというものが存在するからです。

たしかに中東の人は太ってる人も多いです。いつも車移動なので運動不足の人もいるでしょう。でもそれはただ単に歩きたくないからという理由だけではなく、暑さが関係しています。

私も家から徒歩5分のバス停(クーラー付き)に行くのが精一杯で、それ以上の場所は暑すぎて無理なのでタクシーを多用していました。幸い日本と違いタクシーは電車と同じような賃金と感覚で使うことが出来ましたから。

もしくはクーラーのある場所を把握しておき、5分歩いてクーラーのある屋内に逃げ込み、そこからまた5分の距離の場所へ…と中継ポイントをいくつか挟みつつ目的地まで移動したり。今思えばちょっと面白かったなと思いますが、そのときは本当に必死でした。

あんな暑さは砂漠の国ならでは。日本の夏は暑いですが、それとはまた違った種類の暑さでそれこそフライパンの上で焼かれているような感覚でした。たしか実際炎天下に放置された車のボンネットで目玉焼きを作った動画がどこかにありましたけど、とにかくあの暑さは想像を超えるものでした。

神へのお祈り1日5回

イスラム教徒は1日に5回メッカの方角へ向かってお祈りをします。

それは勤務中も同様で、いつも決まった時間になると同僚たちは部屋を出ていき、お祈り部屋へ。そしてしばらく経つと戻ってくる…というのが日常の風景でした。

私はまず毎日お祈りをすることに驚いたし、しかもそれが1日5回とは!と衝撃を受けたのを覚えています。

ちなみにキリスト教徒は大抵週末1回教会に行ってお祈りしますね。夫は一応カトリックですが、全く興味がないらしくお祈りにはいきません。夫家族はしっかり行くようで、夫が宗教に対して不真面目でラッキーだったなと思っています。

話はイスラム教に戻りますが、1日5回のお祈りなんて人生のどれだけの時間をお祈りに費やすのかと…1回は10分ほどの短いものですが、それでも仕事中にもするのだからすごいなぁとなんだか圧倒されたのでした。

お祈りが生活の結構な部分を占めているわけで、年に一回神社に行くか行かないかの日本人とは大違いだなと。モスクなどに行くとさらに長く時間を費やしますしね。

こういう人たちも世界にはいるんだと、思ったのでした。

断食(ラマダン)

ちなみにもう少し掘り下げると、イスラム教にはラマダンという断食期間があります。

その期間はイスラム教徒ではない私たちも飲食は禁止です。水を飲むことすら許されません。あんな暑いのに。

ただイスラム教徒ではないので食事はしたい。どこでするかというと、自分の家に帰ってするか、一部開いているレストラン(ほとんどのレストランは閉まって黒い布などに覆われる。)に逃げ込んでひっそり食べるのです。それも誰にも見えないような奥の方で…。公共の場所で飲食しているのが警察に見つかると連行されると聞いて、恐れおののきました。

あ、でも彼らも日が暮れると食べて良いので日中は食べることは出来ませんが、夜に食べてます。だから何日も飲まず食わずというわけではありませんよ、念のため。

とにかくそんな期間が存在することすら知らなかった私。中東に行って2週間ほどでラマダン期間に突入し、訳も分からぬまま、ただ「外では水すら飲むな!」と言われて「えー?」となったのは良い思い出です。

男同士がカップルでもないのに手をつないで歩く

特に良く見たのはお祈り部屋に入っていくとき。男同士で手をつないでいて、ゲイか?と思ったのですが、イスラム教ではそれはご法度。ただ単にそういうものなんだそうで。仲が良ければ男同士でも手を繋ぐというのは日本ではないなぁと思ったものでした。

ちなみに北米でも男同士が手を繋いでいるのは見ます。でもそれはイスラム教徒のそれとはまったく違い、本当のカップルだからです。ゲイですね。こちらではみんな堂々としてますよ。

そして女同士でもカップルがいます。前に道端でキスをしていたのを見たことがあるのですが、やっぱりちょっと慣れないですね。

日本の女性はどうなのか分かりませんが、仲が良い高校生くらいの人たちなら友達同士でも手を繋ぐこともありますかね?私はしたことないですが。

タクシーで求婚されることがある

タクシーを多用する中東。

たくさんのタクシードライバーに出会ったのですが、結構な確率で聞かれたのが、「子供はいるのか、結婚しているのか、中東に彼氏はいるのか」でした。(現地に恋人がいなければ、いないも同然というのが彼らの考え方。)

そして私は日本人と分かるとその次に来る言葉が「おお!日本人か!この車はトヨタだぜ!結婚しようぜ!」でした。

…まぁ冗談でしょうけど、これ本当にしょっちゅう言われました。たぶんあそこに住んだ経験のある日本人女性はみんな言われていると思います。冗談半分本気半分。

なぜかと言うと、ドライバーは大抵パキスタン人かインド人。彼らにとって日本人女性はお金持ちです。結婚すれば玉の輿。そして日本で働く権利も付いてくる。だから「とりあえず言っとけ」ということなんだろうと思われます。

日本のタクシーではお客にいきなりそんなプライベートなことを聞くなんてありえないし、ましてや結婚しようなんて冗談でも言いませんよね。仕事ついでにナンパする、そんな軽~いタクシードライバーがたくさんいる国もあるのです。

ちなみにどうでもいい情報なんですが、彼らは結構な確率でワキガです。ものすごく臭い。いつもそっと窓を開けて浅く呼吸していたなぁと今書いていて思い出しました。

人種による階級というのが普通にある

日本ではよく、人種差別なんてもってのほか!人類みな平等!な精神があると思います。でも私が見た中東では完璧に階級のようなものが存在し、それが当たり前でした。

私の肌感覚なのでもちろん公式なものではないですが、順番はこうでした。

現地人>その他の中東の国から来たアラブ人(というかアラビア語が話せる人)>英国人、アメリカ人などの白人>アジア人>東南アジア人>インド人パキスタン人

これは扱いというか給料や態度でそんな感じなんですが、現地人とインド人パキスタン人では本当に主人と奴隷と言っても良いほどの違いがありました。

土木作業員は大体インド人パキスタン人。トラックにぎゅうぎゅうに乗せられてどこかに行くのを見たことは数知れず。暑いのにトラックの荷台は剥き出しだからクーラーもないし、目的地についても炎天下の中働いている人たちです。

対して現地人男性はカンドゥーラという白いワンピースのようなものを着ていて頭には白い布に黒い輪というどこから見ても現地人だと分かる容姿をしています。ただでさえ現地人は国の20%しかいず、その他はすべて外国人で、さらにその中に男女がいるわけなので単純に考えても現地人男性は10人に1人くらいのもの。彼らの力は現地では絶大です。ちなみに男女平等という言葉は中東には存在しません。未だ男性が圧倒的に優位です。

太った現地人男性が道を横断していた時のこと。そこは信号もなく車がびゅんびゅん行き交う道だったのですが、その男性は躊躇することもなくゆっくりと道を歩き出し、すっと車に向けて手をかざしました。すると車はストップ。大渋滞を起こしつつ悠然と道を渡り切った現地人男性を見て、「すげぇ…」と思ったのでした。

またある時は私の仲良しの現地人男性。駐車場で何やら文句を言われました。管理人はたぶんインド人でした。彼も仕事だから注意したまでできっと彼が正しかったです。でも友人は一言「そんなこと事前に聞かなかった。知らなかったのだから自分は悪くない。」と言い返し、管理人インド人は成す術もなくあっさりと引き下がったのでした。これが他の人種だったらこうは行かなかっただろうなと。

彼についての記事はこちら。

彼がいなかったら今の私はいない。私の人生を変えたアラブ人
人生を変えたなんて大げさな~と思うでしょう。でもこれ揶揄とかじゃなくて本当なんです。彼に出会わなかったら私は今海外生活なんてしていません。そ...

ということで、現地人は何をするにも特別扱いの国でした。それでも文句を言う人なんていません。だってそこは彼らの国だから。みんなそれが当たり前だと思っていて敬意も払います。

それを知ると、日本がいかに外国人に優しい国か分かりますね。

まとめ

未だに思い出しても色々と濃かったなと思います。中東での一年半は確実に私の価値観を変えました。

あまりにも違う環境にいきなり飛び込んだので、ここ北米はとても住み易く、たまに物足りなさすら感じます。完璧に感覚が麻痺しています。

世界はまだまだ自分の知らないことに満ちている…そう思うとまたふとどこかに行ってみたくなるのです。

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